研究課題
基盤研究(C)
地球温暖化により、新たなブドウ病害が増加している。種間交配種ブドウは農薬使用を抑え、健全な生産を可能にするが、その化学組成は欧州系ブドウと異なるため、高品質なワイン生産には新たな醸造プロトコルが求められる。本研究では、国内で利用される赤ワイン用種間交配種ブドウの化学的特性を分析し、ワインの渋味に関与するタンニンとアントシアニンが形成する高分子色素重合体の生成メカニズムや香気成分について解明する。