研究課題
基盤研究(C)
加齢に伴う不用・異常タンパク質の蓄積は細胞毒性を発揮し、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患に代表されるプロテオパチーを引き起こす。代表研究者はこれまでに、プロバイオティクスとして知られている枯草菌や納豆菌が、線虫腸細胞におけるタンパク質蓄積の指標である複屈折を顕著に抑制することを明らかにした。本研究では、モデル生物としての線虫の利点を活かして、枯草菌や納豆菌がタンパク質蓄積を抑制するメカニズムを明らかにする。本研究で得た知見が、プロテオパチー発症予防や症状改善につながる腸内フローラ作りに向けた新たな活路を開くと期待される。