研究課題
基盤研究(C)
遺伝子工学的なツールとして,発現のON/OFFを制御する技術は存在するが,1遺伝子から機能の異なるタンパク質を生成する技術はまだない。本研究では,スプライシングのON/OFFを厳密に制御することで,人工的にタンパク質の機能を変換できる“イントロンスイッチ”を開発する。この開発過程は同時に,選択的スプライシングの基本的な選択性の仕組みの解明も目的としている。開発したイントロンスイッチは,生命科学研究や遺伝子工学において新たな遺伝子ツールとして幅広く活用されると期待でき,新たな研究手法となる。