劣性Sハプロタイプの特殊性から導く自家不和合性の花粉側優劣性の複合的機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K09055
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分39010:遺伝育種科学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 北柴 大泰 東北大学, 農学研究科, 教授 (80431542)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: アブラナ科 / 自家不和合性 / 優劣性

研究開始時の研究の概要

胞子体型自家不和合性を持つアブラナ科Brassica属における花粉側（雄性側）の優劣性において、class-Iと-IIに分類されるSハプロタイプ間の逆転的優劣性現象が見出され、この現象は従来の分子機構モデルでは説明できない。また、系統立てて調査されていないclass-I Sハプロタイプ間の優劣性では、従来のモデルの修正あるいは拡大したモデル機構が働いている可能性が考えられる。本研究では、両課題解決で鍵となる独自に見出した或る一つのSハプロタイプ系統を軸に、それぞれの現象の要因を分子遺伝学的に明らかにし、Brassica種のSハプロタイプ間の優劣性機構の全容解明に繋げる。