研究課題
基盤研究(C)
花芽分化と茎の伸長は作物の生産性と品質に大きな影響を与える農業形質である。これらの過程は栽培環境によって変動するため、環境シグナル受容器官である葉を介した茎頂メリステムや茎との間の相互作用による制御機構が想定される。本研究では、花芽分化と茎伸長が段階的に開始するオオムギを用いて、葉で合成される移動性のシグナルの同定および移動性シグナルを介した花芽分化と茎伸長を制御する情報統合制御機構の分子基盤を解明を目指す。本研究成果により、花芽分化と茎伸長を同時にまたは独立に改良する方法の基盤となる情報を得られると期待される。