研究課題
基盤研究(C)
農林水産省が示す農業生産力向上と持続性の両立を目指す「みどりの食糧システム戦略(みどり戦略)」では化学農薬の使用量低減が目標となっている。環境負荷の少ない植物病への生物的な対処法として溶菌性バクテリオファージ(ファージ;細菌に感染するウイルスの総称)を利用した病害防除法(ファージセラピー)が知られているが、実用化に至ったファージ種は限られている。本研究ではファージの溶菌活性や処理方法の効率化を改善させることにより、さらに多くのニーズに対応できるファージセラピー技術を開発することを目的として利用性向上に貢献する。