研究課題
基盤研究(C)
熱帯地域において食糧安定生産を確保するため、天水田でも高収量となるイネ品種が求められる。天水田では水不足を前提に陸稲品種が利用されるが、一方で降雨により冠水すると土壌酸性・還元化により湿害を受ける。このような土壌では、還元化により溶出した過剰鉄は葉身に褐変症(ブロンジング)を引き起こし、生育を阻害する。本研究では、陸稲が湛水栽培で示す慢性ブロンジングに関わる生理現象とその原因遺伝子を解明する。