研究課題
基盤研究(C)
申請者はこれまでナガイモや自然薯の塊茎頂端部に重力方向へ沈降するアミロプラスト(澱粉粒を蓄積した細胞小器官)が局在することを発見し、このアミロプラストが塊茎の形態成立に関与している可能性を報告した。本研究は根ではない“塊茎”の形態成立機構の解明を目的とし、塊茎形成における①沈降性アミロプラストの役割と②オーキシンの関わりを明確化し、③重力感受性と塊茎形態との関係や重力感受の仕組みについても検証し、更なる理解深化を図るものである。本研究によりヤムイモ類塊茎の形状制御に関する学術の基盤構築と日本発の展開が期待される。