研究課題
基盤研究(C)
レモリンは細胞膜や原形質連絡(PD)に局在する植物特有の膜タンパク質であり,ウイルスの移行タンパク質(MP)と相互作用し,PDを介したウイルスの細胞間移行を関与する。しかし、タバコ由来のレモリン(NtREM1.2)による移行促進メカニズムは未解明の部分が多い。そこで,本研究では,NtREM1.2特有のアミノ酸配列やリン酸化予測部位に着目した変異解析,NtREM1.2過剰発現時のMPの機能解析,NtREM1.2の相互作用因子の同定と機能解析を行う。本研究を通して,どのようにしてNtREM1.2が移行タンパクや他の因子との相互作用し、ウイルスの細胞間移行を制御しているのかについて明らかにする。