イネ成長促進細菌の免疫制御機構と共生経路を介した鉄依存的共生機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K09123
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分39040:植物保護科学関連
• 研究機関: 奈良先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 井上 加奈子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 特任助教 (00647737)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: イネ成長促進細菌 / 鉄依存的共生機構

研究開始時の研究の概要

植物組織内には多様な微生物が共生し、植物の成長や保護に寄与している。高生産性無施肥圃場で栽培されたイネの根より、低栄養水田で成長促進効果を示す新規共生細菌Sp5株を単離・同定した。本研究では、鉄獲得に関与しOsPEPR1を介する可能性がある同株の共生機構を解明するため、鉄依存的な成長促進機構と免疫受容体OsPEPR1、共生経路との関係、さらに鉄獲得因子の特定とその局在の経時的変化を解析する。加えて、ICP-MSおよびEPMAを用い、共生成立後の鉄供給の持続性や組織内分布を調査する。