研究課題
基盤研究(C)
ナス野生系統集団「WECXX」には強度青枯病抵抗性を規定する2つの抵抗性遺伝子R-AX2及びR-BF1が存在する。R-AX2は青枯病菌の金属プロテアーゼエフェクターRipAX2を、R-BF1はプロテインキナーゼエフェクターHopBF1をそれぞれ認識して抵抗反応を誘導する。一方、日本産のナス栽培系統「JPNXX」ではR-AX2及びR-BF1が非機能的であり、RipAX2及びHopBF1を認識することができない。本研究では、「WECXX」と「JPNXX」の交配後代集団を利用して2つの抵抗性遺伝子R-AX2及びR-BF1を同定し、非病原(Avr)力エフェクターの認識機構を解明する。