研究課題
基盤研究(C)
近年、マイクロプラスチック (MPs) やさらに微細なナノプラスチック (NPs) による海洋生態系の汚染が広く一般にも注目されるようになった。しかし微細なプラスチックごみが海洋生物の体内に取り込まれた後、どのような機序で生命活動に影響するのかは不明なままである。これは電子顕微鏡用前処理に関する技術的な問題が原因であり、体内の局在に関する研究が展開できないためである。本研究では二枚貝の飼育実験と電子顕微鏡レベルの形態解析技術の開発を通じて、ナノプラスチックが二枚貝に与える毒性を超微形態学的手法で解明しようとするものである。