研究課題
基盤研究(C)
養殖魚は成熟に伴う餌料効率や肉質の低下が問題となっており、その解決方法として不妊化が挙げられる。そこで養殖魚において四倍体魚を作出できれば、それらが作る二倍体の精子、卵と通常個体が作る一倍体の精子、卵を受精させることで三倍体不妊魚の大量生産が可能となる。そこでニジマスを用いて二倍体の精原細胞を単離し、それらを細胞融合させることで核相が四倍体の精原細胞を作成する。そして得られた四倍体精原細胞を宿主となるニジマス稚魚に移植をすることで、移植を施した宿主から、二倍体精子と卵を作出し、それらを受精させることで四倍体魚の作出を試みる。