研究課題
基盤研究(C)
本研究では目的変数に日本向けの輸出量(日本の中国からの輸入量)を、そして説明変数に価格(コスト)と品質を位置づけて、中国の人件費高騰下における同国産の日本向け冷凍野菜のコスト削減及び品質向上のための指導機能の発揮に関する大手開発輸入業者の企業行動を対象に、日中両国の大手企業のオリジナルデータを用いて「構造⇒行動⇒成果」の観点から効果の検証を試みる。そして、安価かつ安定的な輸入に際し、食料品輸入業者は普段の活動においてどのような方策の導入が効果的と考えられるかを、食料安全保障に関する政策と先行研究の成果も踏まえながら、本研究の考察結果を整理する。