研究開始時の研究の概要 |
地球温暖化の主要因である大気中CO2濃度は近年において急激な上昇を続けており、2100年には1,000 ppmにも達すると予測され、食料生産の低下が危惧されている。 その一方で地球の歴史を紐解けば陸上植物が登場した5億年前の大気中CO2濃度はこれを大きく上回る5,000-6,000 ppm程度であるが、中世代には巨大な植物が地表を埋め尽くし、大気中CO2濃度の低下に寄与するとともに現代の我々が利用する石炭の原材料ともなった。本研究では、植物が秘めた超高濃度CO2環境への適応能力を最大限に引き出すことにより、食料生産効率を高めるとともに、CO2の資源化の促進を目指す。
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