研究課題
基盤研究(C)
ウシ(黒毛和種)の人工授精成績の向上による牛肉の国内生産力の強化を目的として,3年間で下記の課題に取り組む。1~2年次:卵子との体内受精に必須の現象である精子頭部での先体反応の発生能力を指標とするウシ凍結保存精子の性状検査法を新規開発する。また私たちの研究室が開発した鞭毛超活性化運動の検査法と組み合わせることで,精子性状検査法による人工授精成績の予測法の基盤を固める。2~3年次:精子の先体反応の発生能力に個体差を発生させる原因分子を特定する。またこの分子の性状の個体差,1~2年次に得る先体反応・鞭毛超活性化運動の検査結果および受胎率の解析により人工授精成績の予測法を開発し,確立する。