研究課題
基盤研究(C)
本申請者は、ウズラの生殖細胞系譜(最初のPGCの形成)の出現は400-500細胞期卵割胚の1-4個の卵割球に母性由来の DDX4タンパク質の集積に初まるが、その予定PGCにおいて、胚性ゲノム由来のDDX4転写産物がその後のPGCの増殖に必須であること、また遺伝的な性(雄:ZZ、雌:ZW)によって予定PGCに発現するタンパク質が異なることを発見してきた。また雌雄PGCの増殖開始には、細胞外液生因子が必要であることを突き止めた。本研究では、液生因子の受容から増殖開始までの一連のシグナリングに関わる分子群を同定し、それらの情報を基盤にウズラPGCの初代培養系技術を開発する。