研究課題
基盤研究(C)
マウス新生子の足は骨幹部しか骨になっておらず、骨端は軟骨のまま産まれてくる。一方でモルモットでは骨端の骨形成が進んでいる。両者はそれぞれ早成性・晩成性動物と呼ばれ、ウシは早成性に分類される。マウスの腎臓は1αOHaseを産生し、ビタミンD3を活性化する。ビタミンD3は消化管でカルシウム吸収に関わる。この機序は新生子の骨格形成に重要であるが、動物種によって寄与性や時期が異なると考えられる。本研究では、マウスとモルモットの解析から新生子の骨形成に関与する腎臓由来の重要因子を同定し、動物による寄与の違いについて検討する。また、重要因子の中からウシ新生子の骨成長の評価に適用できる指標について検索する。