研究課題
基盤研究(C)
現代社会では、適齢期夫婦の約1/6が不妊問題を抱えるとされる。不妊問題の主な原因は、精子と卵子を生み出す減数分裂の失敗であり、その一部は減数分裂前期における染色体制御におけるエラーが原因だとされている。モデル生物線虫は、成虫における細胞の約1/3を卵母細胞が占めるほど生殖細胞が多く、減数分裂前期の理想的なモデル系である。我々は、真核生物に広く保存された分子シャペロンであるCDC-48が、減数分裂に働く分子基盤を理解することを目指す。