研究課題
基盤研究(C)
本研究は、アルツハイマー病(AD)における病原性タウ線維(AD-tau)を標的に、その分解を誘導する低分子化合物を開発することを目的とする。構造生物学とAI創薬技術を融合し、Cryo-EMで得られたAD-tauの立体構造情報をもとに、220億種類以上の仮想化合物に対する超大規模in silicoスクリーニングを実施し、有望な候補を選定する。その後、分子動力学シミュレーションによって結合安定性を評価し、選抜化合物については、in vitro実験およびCryo-EM解析を行い、分解メカニズムを解明する。さらに、in vivoでの有効性と安全性も検証し、臨床応用可能なリード化合物の創出を目指す。