研究課題
基盤研究(C)
アミノ酸は生命活動を維持してゆくために最も重要な栄養素の1つである。細胞内のアミノ酸が枯渇した際には翻訳中のリボソームの進行速度は低下し、mRNA上に滞留することとなる。このことがGCN2活性化の引き金となり、統合的ストレス応答(ISR)を介してアミノ酸の取り込みや生合成の活性化、といった枯渇環境への適応がなされると考えられている。本研究は、アミノ酸枯渇下での翻訳を試験管内で再現し、GCN2の活性化に至る過程を構造生物学的観点から理解することを目指すものである。