研究課題
基盤研究(C)
骨格筋発生における収縮装置(サルコメア)や筋小胞体の形成過程は、1970年代より電子顕微鏡や蛍光顕微鏡などを用いて形態学的に解析され、筋分化の過程で機能的に分化した筋小胞体が小胞体から形成されることが示されてきた。近年筋小胞体-T管系の形成機構がモデル生物で解析されているが、哺乳動物におけるその分子機序の理解は遅れている。本研究では、ゲノム編集技術を駆使して様々なオルガネラの発達をモニターする系を構築し、独自に見出した小胞体分化プロセスの調節因子群に着目し、これらの分子機能を明らかにする。加えて、3D培養筋管モデルの収縮機能解析を通しオルガネラ分化と細胞機能獲得との関連を解析する。