研究課題
基盤研究(C)
骨格筋特異的に発現するタンパク質分解酵素であるカルパイン-3を起点として、骨格筋量の維持や筋萎縮後の回復促進のメカニズムの一端を解明することを目指している。カルパインは切断標的のタンパク質を特定の位置で切断することで機能調節をするタンパク質分解酵素である。カルパイン-3のノックアウトマウスでは筋萎縮後の回復期に野生型と異なる応答を示すことから、カルパイン-3によって調節されるタンパク質の機能制御の齟齬が生じていると推定される。本研究では、カルパイン-3に切断される分子およびカルパイン-3と連動して機能する分子を同定し、その機能を明らかにする。