研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近年注目されているRNA、タンパク質の細胞内相分離の概念をもとに、CLPABPが新たな相分離性タンパク質であることを証明するための解析を行い、リン脂質結合能も有するCLPABPを介した相分離による新たなRNA顆粒の存在と、その生理機能の解明を目的として行う。また、いくつかのヒト疾患でCLPABPの変異が見出されているため、CLPABPの疾患由来の変異タンパク質の機能的影響や、細胞内の異常凝集形成の可能性と神経疾患への影響を調べ、将来的に、CLPABPが関与する可能性のあるヒト疾患の治療方法や薬剤開発に寄与する有益な知見を得ることを目的として遂行する。