研究課題
基盤研究(C)
研究代表者らは、ショウジョウバエN7-Methylguanosine (m7G)修飾酵素Mettl1変異体において、m7G修飾が欠損した標的tRNAが減少し、雄性不稔を示すことを明らかにした(Kaneko et al. Nat. Commun. 2024)。本研究では、ショウジョウバエ個体を用いた遺伝学的手法や哺乳類培養細胞を用いた生化学的手法を通じて、「m7G修飾欠損tRNAの認識と分解の分子機構の解明」を目的とする。また、本機構解明を基盤とし、他のtRNA機能異常による不安定化機構などとの比較により、tRNA品質管理機構の一端を明らかにする。