研究課題
基盤研究(C)
三つのタンパク質KaiA, KaiB, KaiCで構成されるABC複合体の解離会合動態を観測するために、本研究では重水素化ラベルを用いた逆転コントラスト同調中性子小角散乱法を応用して、ABC複合体中のKaiA及びKaiBの選択的な解離会合動態の測定法を確立する。この方法で得られる原点散乱強度の時間変化を解析し、解離会合様式及び解離会合速度を特定する。さらに、得られた結果を基に最適な数理モデルを構築してKai時計の自立振動機構を解明する。