研究課題
基盤研究(C)
真核細胞の複雑な細胞機能は膜構造の動的な振舞によって支えられており、その膜動態の起点となるのが、膜の突出・陥入構造形成である。本研究では①エンドサイトーシス、② 小胞体ネットワーク伸長、の二つの細胞内膜ダイナミクスを対象とし、膜力学を基礎とした数理モデルを用いてその突出・陥入ダイナミクスを記述する。さらに、③突出・陥入機構の比較を行うことで、形態や動態といった観測可能な情報と力学メカニズムとの関係を明確化する。