研究課題
基盤研究(C)
ヒト心疾患は日本人の死因の第2位であり、心臓の恒常的機能維持を調節する分子の同定とそれらの分子機能の解明は、ヒト心疾患の病態解明と新規の診断・治療法の開発に必要不可欠である。研究代表者は、新規のKlf型転写因子であるklf17遺伝子を世界に先駆け単離し、その個体形成における機能解析を継続してきた。ゲノム編集技術CRISPR-Cas9で破壊したklf17遺伝子破壊ゼブラフィッシュは、生育過程で心臓が肥大する極めてユニークな表現型を示した。本研究では、深部の心臟生理機能を解析できる新しい解析システムを構築することでKlf17分子の心臓の恒常的生理機能における役割を明らかにする。