研究課題
基盤研究(C)
硬節細胞の発生に重要と考えられる遺伝子のメダカ変異体を作製したところ、新たな血管形成機構を発見した。これらの変異体では、脊椎形成不全に加え、体節間血管のパターニングにも異常があることが分かった。本研究ではまず、硬節細胞が体節間血管のパターニングを制御する分子メカニズムを明らかにしたい。また硬節細胞は、骨形成細胞以外にも、血管壁細胞や腱細胞に分化することが報告されており、多分化能を有する細胞である可能性が期待される。本研究では、硬節細胞のライブイメージングやトランスクリプトーム解析により、硬節および硬節由来細胞のキャラクタライゼーションを行い、多分化能の有無についても精査する。