研究課題
基盤研究(C)
内軟骨性骨化によって、弾力はあるが脆い軟骨は、硬くて丈夫な骨に置き換えられる。これまで、骨化の際に軟骨細胞は死に、骨髄に侵入した幹細胞が骨芽細胞に分化すると考えられてきた。しかし、近年の細胞系譜解析により、軟骨細胞の一部は脱分化し、骨芽細胞・脂肪細胞に再分化することが示された。しかし、肥大した軟骨細胞がどのような仕組みで細胞質を失い、分裂細胞に戻るのかは分かっていない。本研究では、ゼブラフィッシュの舌顎骨をモデルに、軟骨細胞が周囲の細胞と相互作用して脱分化する仕組みを明らかにする。