研究課題
基盤研究(C)
カタユウレイボヤにおける配偶子放出制御のメカニズムに関する研究は70年以上前に遡り、明暗刺激との関連が示唆されるものの、その分子メカニズムは未解明である。そこで本研究では「ホヤにおける配偶子放出はどのように制御されているのか?」を学術的「問い」として設定した。本研究では、成熟した配偶子が放出される器官(OPO)に発現する神経ペプチドや光受容体遺伝子等の局在、明暗状態におけるこれら遺伝子の発現変動パターンの解析、およびホヤの配偶子放出行動の観察から、OPOにおいて配偶子放出制御に関わる分子の実態を明らかにし、カタユウレイボヤにおける配偶子放出制御機構の根幹的メカニズムに迫ることを目的とする。