研究課題
基盤研究(C)
動物は病気になる。しかし単細胞生物に、病気という概念は基本的に存在しない。極論すれば、動物は多細胞体制獲得の代償に「やまい」を得たともいえる。本研究では、動物の多細胞化に関わったと考えられる遺伝子が、単細胞の祖先ではどのような役割を果たしていたのかを探ることで、そもそも病気とは何なのか、なぜ我々は病気になるのかを知る。その成果をもとに、これまでとは全く異なる「やまい」へのアプローチを提案したい。