研究課題
基盤研究(C)
本研究は、個体の流れ行列と繁殖価の流れ行列を用いて動植物の種間比較を行い、個体群動態の新たな特徴を解明することを目的とする。独自に開発する生命表反応解析手法により、複数の環境要因の複合的影響を精緻に評価する。具体的には、[1]外来種の侵入経過時間に伴う特性変化と在来種との比較、[2]個体群の減少要因について複数の環境要因の影響を分離・定量化、[3]個体の流れと繁殖価の流れの違いが絶滅リスクや種間相互作用に与える影響を明らかにする。本研究を通じて、生態学・保全に資する新たな知見の創出を目指す。