神経炎症とCRMPの関連の解明と神経疾患治療への応用

• 研究課題/領域番号: 25K09840
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分46020:神経形態学関連
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 大島 登志男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20311334)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 神経再生

研究開始時の研究の概要

アルツハイマー病やパーキンソン病(PD)などの神経変性疾患の進行に神経炎症が関与する。これらの疾患では神経細胞死がグリア細胞の活性化を起こし、グリア細胞から放出されるサイトカインが神経細胞死を引き起こす。神経炎症のプロセスにCRMP4が関与していることが我々の研究で示唆されている。CRMP4は神経細胞に主に発現しているが、反応性アストロサイトやミクログリアで発現している。本研究では、神経細胞とグリア細胞特異的CRMP4 (conditional) cKOを用いた解析により、CRMP4抑制が神経炎症を介して神経変性疾患に及ぼす効果の分子メカニズムを明らかにする。