研究課題
基盤研究(C)
本研究では、軸索内に局在する小胞体ネットワークの機能的意義について検証する。軸索小胞体が細胞内カルシウム放出機構を介して活動電位とその伝導を調節する可能性について、海馬苔状線維の単一軸索終末からのサブセルラー・パッチクランプ記録、軸索標識法による軸索内カルシウム測定と光操作、シミュレーションを用いた数理モデル解析により多角的かつ双方向的に検討し、軸索の小胞体ネットワークが軸索興奮性の制御に果たす役割の解明を目指す。