研究課題
基盤研究(C)
[背景]クロスカップリング反応によるモノフルオロアルカン合成は収束的かつ化合物の多様性に優れたより魅力的な合成法であるが、含フッ素有機金属試薬の潜在的な不安定性から、既存の報告はαフルオロエノラートとのカップリングなどの特殊な例に限られていた。[手法]ごく最近申請者は、室温で取り扱い可能な含フッ素有機亜鉛試薬を開発した(Org.Chem.Front.2024,11,4194.)。申請者は本亜鉛試薬を用いた触媒的クロスカップリング反応を開発することで、収束的かつ化合物の多様性に優れたモノフルオロアルカン合成が可能と考える。