研究課題
基盤研究(C)
世界の大気汚染による年間死者数 (約880万人)が喫煙による死者数 (約720万人)を上回った事が2019年に報告され、世界規模の問題となっている。本研究では、大気汚染物質の長期曝露に起因する呼吸器疾患に焦点をあて、その予防法確立を目指して、メタロチオネイン (MT)の機能解析を実施する研究である。具体的には、大気汚染物質の長期曝露モデルに対するMTの有効性を解明し、MTが有効性を発揮する分子機構を解明するという目的の達成を目指す。最終的に、研究成果を大気汚染による健康被害の予防法確立に繋げ、国際問題の解決に貢献したいと考えている。