研究課題
基盤研究(C)
本研究では、気道上皮細胞において、ウイルス感染を模倣した刺激によるL-6産生が、IFN-γに特異的なプライミング効果により劇的に亢進するメカニズムを分子レベルで解明する。まず、各種IFNの作用をマイクロアレイ解析とシグナル伝達解析により比較し、それらの差異がどのようにIL-6遺伝子座のクロマチン修飾制御に結びつくのかを明らかにする。また、その制御機構の普遍性や生体での病態生理学的意義を明らかにし、それを標的とした疾患予防や治療法の提案を目指す。