研究課題
基盤研究(C)
金属イオンが炎症やアレルギーの誘因となることは知られているが、その詳細な機構は不明である。ニッケルやコバルトはHIFを介して血管平滑筋細胞に低酸素様応答を誘導し、増殖因子やサイトカイン産生に関与する可能性がある。私達はこれら金属イオンが細胞外プロトンを感知するOGR1受容体の応答にも関与することを報告してきた。本研究では、これら金属イオンによる血管の炎症反応に焦点をあて、低酸素様のHIF調節とOGR1応答に着目し、金属イオンによる平滑筋細胞の炎症シグナルを解析する。