研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、抗菌薬の服用による腸内細菌叢の異常(dysbiosis)が食物アレルギーの発症リスクに与える影響を解明することである。腸内細菌は腸のバリア機能を維持し、異常があると食物抗原の吸収が亢進し、食物アレルギーの発症が助長される可能性がある。さらに、母親から次世代へのdysbiosisの伝播も考えられ、これが食物アレルギー発症の原因となることが示唆される。本研究の成果は、食物アレルギーの予防や治療法の開発に繋がる可能性がある。