研究課題
基盤研究(C)
本研究では、脳発達と免疫系相互作用の観点から精神疾患における病態解明を目指す。そのため、患者ゲノム解析で見出された遺伝子(ASTN2やPCDH15)やMECP2などの改変マウス、およびマウスに免疫活性化状態(神経発達期のストレス負荷や免疫活性化剤投与)を組合わせ、多階層的(個体から神経回路レベルまで)な研究を行う。神経発達期のゲノム変異や環境的要因と免疫系の双方を加味した共通する神経回路解明のアプローチにより、治療や診断の戦略を構築し、患者やその家族に「原因に即した治療や予防」に応え、社会復帰への一助に繋げる。