研究課題
基盤研究(C)
これまでにスキルス胃癌細胞を用いた基礎的研究において、高血圧治療薬であるテルミサルタン(TEL)の長時間暴露が抗癌剤の感受性に影響を及ぼす結果を得た。つまり、実臨床においても化学療法開始以前から服用しているTELが抗癌剤の効果に影響を及ぼしている可能性がある。本研究では、TELがもたらした抗癌剤感受性への影響を分子レベルで解明し、抗癌剤感受性の増強および減弱因子を同定することで胃癌治療における新規治療法の開発を指向した作用機序に関する研究基盤を構築する。