研究課題
基盤研究(C)
本研究では、in vivoナノ計測技術を応用し、正常、病態モデルマウス(拡張型心筋症やうっ血性心不全)における心筋細胞興奮収縮連関情報を光学顕微鏡で得られる世界最高水準の高空間 (3 nm)・時間 (1 ms)分解能で抽出する。次に、量子ビーム架橋技術を用いて開発した「細胞を生理的に配向させる生体高分子ゲル」上でiPS由来心筋細胞を培養し、興奮収縮連関について、「サルコメアの動態リズム」に着目して解析する。配向iPS心筋細胞シートを病態モデルマウスに移植し「in vivo心筋興奮収縮連関」情報を抽出することで、iPS心筋細胞移植の心疾患治療効果を分子、細胞、個体のレベルで系統的に解析する。