研究課題
基盤研究(C)
古くからの研究により筋における活動電位は筋収縮に必須であるとされており、生理学の教科書にも記載されている。しかしながら我々は最近、ゼブラフィッシュの体幹筋は活動電位がなくても収縮可能であることを見いだした。これは活動電位が筋収縮に必須であるのは哺乳動物をはじめとする一部の動物の筋のみである可能性を示唆している。そこで本研究ではゼブラフィッシュの心筋について、その活動電位の役割を再検討することとした。様々な種の筋においてその活動電位の役割を検討することで、我々人類がどのように筋収縮のメカニズムを獲得してきたか明らかになることが期待される。