研究課題
基盤研究(C)
マラリア原虫がヒト赤血球へどのように寄生し増殖しているか、その分子メカニズムの解明は新たなマラリア治療戦略の提案に重要である。代表者は赤血球侵入型のマラリア原虫が有する独特の細胞内小器官デンスグラニュール (DG) に着目して研究を進めている。マラリア原虫内にDGは数十個存在しそれらは全て形態的に同様に観察される。しかし、その中に存在するタンパク質の種類によってDGは2種以上に分類できることが明らかにされつつある。本研究では、各DGにはどのようなタンパク質が含まれているかを明らかにし、マラリア原虫の赤血球寄生戦略を解明することを目的としている。