研究課題
基盤研究(C)
光触媒反応による殺菌のメカニズムは未解明である。これまで本研究代表者は、細菌細胞壁の一部であるペプチドグリカンや、その構成成分の一部による光触媒殺菌の促進効果を示した。そこで本研究は、この促進効果のメカニズム解明を目的とし、細菌種によって異なる光触媒殺菌効果の原因も明らかにすることを目指している。本研究では、どのようなペプチドグリカン構成成分の組み合わせが光触媒殺菌効果を高めるかの検証、ペプチドグリカンとその構成成分に光触媒反応を作用させた際に生成する活性酸素種の特定、細菌種によって光触媒殺菌効果が異なる原因の解明を行う計画である。