研究課題
基盤研究(C)
ロタウイルスは乳幼児に下痢症を引き起こす。そのウイルス複製には細胞内のエネルギー生産を担うミトコンドリアとの関係が示唆されている。しかし、その正確な相互作用様式は未解明である。本研究では組換えウイルス作製やマウスモデル、近接依存性標識法、包括的エネルギー代謝解析を統合的に活用し、ロタウイルスとミトコンドリアの相互作用を多角的に解明する。統合的な手法によりロタウイルス増殖機構を解明し、ミトコンドリア機能を標的とした革新的な感染制御戦略へつなげる。