研究課題
基盤研究(C)
難病であるATLやHAMを引き起こすHTLV-1感染症研究は、日本が優先的に取り組まなければならない重要な感染症対策課題のひとつであるが、未だにHTLV-1感染に対する予防法と効果的な治療法は開発されていない。申請者は、継続的な研究により、HTLV-1感染カニクイザルモデルの確立に成功した。そこで、本申請研究では、これまでの基盤とノウハウを生かし、HTLV-1感染カニクイザルモデルを用いて特殊な免疫環境における感染病態を明らかにし、HTLV-1感染防御免疫機構と病態との因果関係の解明を目指し、将来のワクチン開発や治療法開発に繋がる新たな知見を取得したい。