研究課題
基盤研究(C)
難治性慢性炎症疾患では、CD4+ TRM細胞が病態形成に深く関与するが、その制御機構は未解明である。研究代表者は、慢性肺炎症において線維化を誘導するHLF陽性CD4+ TRM細胞を同定し、HLFが組織常在性を特徴づける転写因子であることを見出した。本研究では、HLF発現を誘導する機能分子を明らかにするため、マルチプレックス解析、空間的遺伝子発現解析、HLFレポーターマウスを用いたトラッキング解析を組み合わせて包括的に解析を行い、CD4+ TRM細胞の形成・維持機構の解明を目指す。