研究課題
基盤研究(C)
アジュバントにより記憶形成能に差があることを見出したことより、生体内における記憶ヘルパーT細胞の形成機序を、TLRのアダプター分子MyD88とサイトカインIL-2に着目して明らかにすることを目的とする。本研究により、記憶ヘルパーT細胞の形成メカニズムが明らかになり、エフェクター形成との関連性も理解されることで、免疫系がどのように免疫記憶と炎症のバランスを調節しているのかについての理解が深まるだけでなく、免疫記憶のみを誘導するワクチンの開発にも貢献できる。